1歳(12か月)ごろになると、子供は家族からの食事をとり分けて、味、固さを調整すればいろいろなものが食べられるようになり、1日に必要な栄養をほとんど食事からとるようになってきます。そのため主食・主菜・副菜のそろったバランスの取れた食事を心がけるようにしていきましょう。
1歳を過ぎたら1日3回の食事のほかに、1日1~2回(午前1回・午後1回)、食事を補う間食を必要に応じてあげます。
そしてこの時期は手づかみ食べをしながら、前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚えていく時期になります。やがてスプーンやフォークなどを使って自分で食べるようになる準備をするため、繰り返し練習をしていきましょう。
離乳の完了とは
この頃になると形のあるものを噛みつぶすことができるようになり、1日に必要なエネルギーや栄養素の大部分を食べ物から摂取できるようになります。これを離乳の完了と言います。
※離乳の完了は、母乳またはミルクを飲んでいない状態を意味するものではありません。母乳やミルクをやめるタイミングは、それぞれの母子の状況によって変わってきます。
1回の目安量 | |
軟飯 80g~ | ご飯 80g |
野菜・果物 | 40~50g |
魚 | 15~20g |
肉 | 15~20g |
豆腐 | 50~55g |
卵 | 卵1/2~2/3個 |
乳製品 | 100g |
※魚・肉・豆腐・卵はどれか1種類選んであげるようにしましょう。
食事のポイント
自発的に食べるためには、食事の時間の前には空腹を感じることが大切です。体を使った遊びを取り入れたり、規則的な食事のリズムを大切にしましょう。
間食のポイント
乳幼児は胃の容量が小さいので、1日3回の食事では必要なエネルギーや栄養素が不足することがります。そこで必要に応じて間食(おやつ)をあげるようにしましょう。
間食(おやつ)のあげ方
- 間食(おやつ)をあげる場合にも、1日1~2回、時間を決め、食事に影響しない量(1日100kcal程度)
- 時間を決めてあげるようにしましょう。
- 間食は食事を補うものになります。おにぎり・イモ類・牛乳・乳製品・果物などをあげるようにしましょう
※市販の甘いお菓子やスナック菓子・ジュース類などをむやみにあげることは避けましょう。
食べ方
すこしずつ歯を使って食べるようになります。柔らかくしたものを大きさをつけ、前歯で噛み取る練習をしましょう。
作ってみよう離乳食
献立例
軟飯(主食)
豆腐ハンバーグ(主菜)
かぼちゃのミルクスープ(副菜)
間食
ほうれん草の蒸しケーキ
完了後の食事
離乳食が完了しても、急に大人と同じものが食べられるわけではありません。3歳ごろまでは奥歯も生えそろわないため、食べるものの固さや大きさには引き続き配慮が必要になります。味付けについても、素材の味をいかした薄味を基本にしていきましょう。
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